市町村は、将来にわたって住民の皆さんの日常の生活に密接な関わりのある、様々な行政サービスを提供していくという重要な責務を負っています。その上、少子高齢社会や環境重視の社会といった社会環境変化のなかで、市町村が対応しなければならない課題も増えています。しかしながら、国、地方を含め厳しい財政状況が続くなかで、これまでの市町村の行財政基盤では、将来にわたって住民の期待に応えていくことは大変厳しいと考えられます。このことから、市町村においては住民の皆さんの暮らしを取巻く社会環境の変化や自らの行財政の状況を十分踏まえながら、将来のまちづくりを展望し、新たな時代に的確に対応した行財政基盤を確立していく必要があります。
市町合併は、こうした山積みしている諸問題を解決し、ますます高度化、多様化する住民の皆さんの期待にこたえていくための有効な選択肢のひとつと考え、次のような理由から佐世保市、江迎町及び鹿町町は、佐世保市・江迎町・鹿町町法定合併協議会を設置し、合併新法期限内の合併を目標として、合併に関する調査や協議を行うこととしました。
平成19年10月、長崎県が策定した「長崎県市町合併推進構想」の中で1市4町(佐世保市・小値賀町・江迎町・鹿町町・佐々町)は、合併を検討する上での枠組みとして示されていました。
この地域に住む方々は十分ご承知のことと思いますが、この1市4町は実質的な経済圏・文化圏を共にし、歴史的にも深いつながりを持っていると言えます。佐世保市は県北の中心都市として、将来にわたる安定した行政運営を確保するためにも中核市をひとつの目標としており、一方、江迎町及び鹿町町にとっては、安定した財政基盤を持つ佐世保市との合併は大きな魅力であり、双方にとって1市2町の合併が、将来を見据えたうえでの良い結果をもたらすものであると判断されました。